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導入わずか半年で約1,800名のタレントプールを構築。早期から採用成果を創出し、“負けない採用”で事業成長の土台をつくるRecruit Marker活用法

jinjer株式会社の企業ロゴ

jinjer株式会社

抱えていた課題
  • エンジニア人材の獲得競争の激化
  • 媒体系チャネルだけでは採用活動に限界
  • 未着手だったSNS採用とタレントプール構築への課題感
活用した機能
  • 企業インテント
  • 人物インテント
  • シーケンス機能
実際の効果
  • 導入間もなく複数名のエンジニアの入社が決定
  • 半年で約1,800名規模のタレントプールおよび採用パイプラインを構築
  • 転職意欲が顕在化していない潜在層との接点作りにも成功

同社は、人事労務、勤怠管理、給与計算といった人事業務を幅広くカバーする統合型人事システム「ジンジャー」を提供するjinjer。
単なる業務統合にとどまらず、「正しい人事データ」を一元管理・活用できる基盤を構築し、人事業務の効率化と、経営・組織の意思決定の質とスピード向上を支援している。事業拡大に伴いエンジニア採用の重要性が高まるなか、従来の手法だけでは優秀な人材獲得が難しくなっていました。

大手企業と同じ媒体チャネルで属人的な採用から脱却し、優秀な人材と中長期的な関係構築を前提としたタレントプールの形成へ。その実現に最適な機能を備えていたことから、Recruit Markerの導入を決断しました。

「属人的な採用」からの脱却を目指して

末廣さまの写真1つ目

— これまでのエンジニア採用における課題を教えてください

自社サービスの内製化方針のもと、エンジニア採用のリクルーティング基盤は整いつつありました。しかし、エンジニア人材の需要が急増し、獲得競争はこれまで以上に激しさを増しています。
スカウト、エージェント、イベントなどの主要チャネルは網羅していましたが、SNS採用には着手できておらず、重要性が高まる「転職潜在層」へのアプローチが後回しになっていました。

スカウト・エージェントのように転職意欲が顕在化している層だけを狙う手法では、どうしても短期的な補充に追われる採用になりがちです。競争に巻き込まれず優秀な人材を獲得するには、タレントプールを構築し、適切なタイミングで関係構築をする中長期的な視点が欠かせません。その積み重ねが、大手企業などの競合と正面から戦わずして「負けない採用」につながると考えました。

 

— Recruit Marker導入の決め手は何でしたか

SNS採用を含めたタレントプール構築に必要な機能が揃っている点が大きかったです。
特に、企業インテントと人物インテントを検知できる点は非常に魅力的でした。従業員数の変化やリモートワーク方針の変更といった企業の動きに加え、Web検索やSNSプロフィール更新など候補者側の行動変化も把握できるため、「これは強力な仕組みだ」と感じました。

また、類似サービスにはない、複数チャネルでの継続アプローチを可能にする「シーケンス機能」があり、プロダクトの開発スピードも圧倒的。リリースから半年ほどにもかかわらず、完成度の高いプロダクトだと感じた点も導入の後押しになりました。

潜在層の人と出会えたのはRecruit Markerがあったからこそ

末廣さんに2つ目の写真

— 具体的な活用内容についてお聞かせください

導入後当初はエンジニア採用にフォーカスしたSNS運用を開始しました。担当IRC(インテントリクルーティングコンサルタント)伴走の下、作成したリストをもとに、LinkedInではシーケンス機能を活用した自動アプローチを行い、Facebookでは私自身がダイレクトメッセージを個別に送る手動アプローチを実施しました。

また、企業インテントの活用も効果的でした。「バックエンドエンジニアで、リモートワークが終了した企業に在籍」といった条件設定で潜在層を発掘し、LinkedInのシーケンス機能による効率的なアプローチと、Facebookでの手動アプローチを組み合わせることで、約1,800件の新規接点を創出することができました。

 

— 導入の効果や業務の変化についてはいかがでしょうか

導入まもない時点で、エンジニア入社が決まったことは大きな実績です。加えて、「まだ転職を具体的に検討していない層」がカジュアル面談に来てくださるようになり、これは非常に大きな変化だと捉えています。

私自身がSNSで「転職意欲がなくても大丈夫」とお伝えしながらアプローチしていることも影響していますが、「jinjerの事業に興味があるので話を聞きたい」と前向きに応じてくださる方々は、Recruit Markerがなければ出会えなかっただろうと感じています。今後は、接点を持てた方々との関係をどのように継続・発展させていくかが次の課題ですが、タレントプールの構築と、その先にある採用につながるプロセスは着実に前進していると実感しています。

また、潜在層アプローチからのタレントプール構築を進める中で、「自社がどういう会社か」を外部に発信する重要性を以前より強く認識するようになりました。オウンドメディアで独自視点の記事を公開する取り組みに加え、広報部門と連携したコーポレートサイトのリニューアル、採用資料の公開、エンジニア向けイベントの積極的な開催など、jinjerをより深く理解いただくための情報発信にも力を入れています。

 

— 運用を軌道に乗せていくまでに苦労したことはありますか

当初はLinkedInの仕様理解が不十分で、Recruit Markerの多機能性もあって難しさを感じていました。しかし、担当IRCの手厚いサポートのおかげで、短期間で理解を深めることができました。

現在も週1回の定例ミーティングで、改善提案をいただけるほか、リストやスカウト文面の作成サポートまで幅広くご支援いただいています。Slackでも随時相談でき、採用コンサルタントのように伴走してくださっていて非常に心強く、ありがたく感じています。

タレントプールが作れたここからが本番、「負けない採用」で事業成長へ

末廣さんのお写真3つ目

— Recruit Markerを使った採用活動のコストパフォーマンスについてはどう捉えていますか

中長期的な“採用資産”を蓄積できる点に、大きな価値を感じています。
導入から半年で約1,800名のタレントプールを構築できたことは、非常に大きな成果です。既に複数名の入社が決定していますが、今後はこの母集団からさらに入社につながる動きが生まれることで、投資対効果はより一層高まると見ています。

Recruit Markerは今まさに「土台が整った状態」で、ここからが本格的なリターンが期待できるフェーズだと捉えています。

 

— 今後の活用方針を教えてください

エンジニア採用に限らず、今後はビジネス職を含む全職種へ活用範囲を拡大していく予定です。
また、これまで私個人のSNSアカウントで行ってきたアプローチを、各部門責任者のアカウントへ展開することで、より信頼性の高いコミュニケーションが可能になると考えています。責任者自身がLinkedIn経由で入社した背景もあり、SNS採用には前向きです。

 

— 最後に、導入を検討している企業へメッセージをお願いします

人材採用においては、職種やカルチャーへ適合も重要ですが、私たちが重視していたのは「転職マーケットに出てくる前の優秀人材とつながること」でした。

すでに転職マーケットに現れている人材を採用しようとすると、どうしても競争が生じます。その前段階にいる方々へ早期にアプローチし、関係構築を進め、将来的な採用につなげて事業成長を実現する――その未来を描きながらRecruit Markerを活用しています。

競争しなければ、敗北することもありえません。
“負けない採用”を実現したい企業にこそ、Recruit Markerは大きな価値をもたらすだろうと考えます。属人的な採用から脱却し、本気で優秀な人材獲得に取り組みたい企業にとって、導入は大きな意義を持つはずです。

 

— 本日はお忙しいなか、ありがとうございました

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