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2024.09.04

MAツール10選比較。3つの用途別に特徴・料金を徹底比較

「MAツールの種類が多くて、自社に最適なツールがわからない」
「ツールごとの特徴を比較して、自社にマッチしたものを導入したい」

マーケティング部門の責任者の方のなかには、上記のような悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。

MAツールは、シンプルなものから多機能なものまで非常に多くの種類があります。自社の導入目的や課題に応じて選ばなければ、導入目的が達成できないだけでなく、費用対効果も悪くなる恐れがあります。

そこで今回は、用途別のMAツール10選と選び方を中心に解説します。各ツールの特徴・料金を比較しておりMAツール選びに役立つ内容のため、ぜひご覧ください。

MA(マーケティングオートメーション)とは?

MA(マーケティングオートメーション)とは、マーケティング活動の自動化・効率化に役立つツールです。

MAツールの導入により、これまで人の手で行っていた「リードに関する情報の管理」や「メルマガの配信」などの定型業務が自動化できるため、マーケティング業務が効率化できます。

また、Webサイトの閲覧履歴や資料請求などの顧客の行動履歴データを蓄積・分析できるため、顧客のニーズに合わせたコンテンツの配信やナーチャリングに役立ちます。

マーケティング業務の生産性向上や、施策の精度向上・最適化に貢献するのがMAツールです。

MAツールでできること・機能

MAツールに搭載されている機能は、おもに以下のような種類があります。

リード管理機能によって、複数の場所・方法で得られたリードに関する情報が一元管理できます。また、スコアリング機能では「メルマガを開封したら○点」のように、リードのアクションに基づいて見込み度の高さを算出します。よってアプローチの優先順位が判断しやすくなるため、受注機会を逃しません。

さらに、シナリオ作成機能では「メルマガ1を開封した人を対象にメルマガ2を4日後に配信する」といった、リードの行動に基づいたアクションが設定できます。メールの配信まで可能なため、リード管理・シナリオ作成機能と併せて活用することで、リードの属性・状況に応じた最適なアプローチが実現できます。

MAツールの選び方

MAツールを選ぶ際は、自社の目的や課題に合ったツールを選ぶことが重要です。ここでは、MAツールの選び方を以下のケース別に紹介します。

  1. まずは使ってみたい場合
  2. マーケティング担当の負担を減らしたい場合
  3. 効率的に売上向上を図りたい場合

1. まずは使ってみたい場合

これまでMAを使ったことがなく、何ができるかのイメージしづらい場合におすすめなのが、機能がシンプルで使いやすいMAツールです。このタイプは「リード管理画面が見やすく設計されている」「メール配信しやすい」などの特徴から、初心者でも扱いやすいツールです。

たとえば「BowNow」や「List Finder」などは無料プランを提供しているため、使いやすさを確認して導入したい場合に適しています。カスタマイズできて多機能な製品ほど、導入・定着につまづきやすい傾向があるため、まずは基本的な機能を備えたシンプルなツールから導入するのがおすすめです。

2. マーケティング担当の負担を減らしたい場合

多忙なマーケティング担当者の負担を減らす目的でMAツールを導入する場合**「シナリオの設計機能が充実している」「自動化設定が豊富」などの特徴があるタイプがおすすめ**です。

フォローメールの自動化や、リード獲得後のスコアリングの自動化・設定のカスタマイズが可能です。これまでマーケティング担当が手動で入力・実行していた業務や、把握していた情報が自動化できるため、マーケティング業務を効率化できます。

最適なデータの蓄積も可能なため、自動化設定やシナリオ設計が容易で、機能も充実しているのが特徴です。リードへのアプローチを最適化させながら、マーケティング担当者の負担を減らすことができるMAツールです。

3. 効率的に売上向上を図りたい場合

効率的に売上向上を図りたい場合、高機能でカスタマイズが豊富なMAツールが適しています。MAを効果的に運用するには、MAに合わせた業務設計が重要になるものの、このタイプは自社の業務フローに合わせてMA自体を設計し直すことが可能です。

業務の自動化はもちろん、リード獲得・育成・商談管理・カスタマーサクセスまで、幅広いチームで活用できます。MAだけでなく、SFA・CRMをすべて連携させるイメージで利用できるため、蓄積したデータを設計可能なダッシュボードに表示し、分析・ネクストアクションの決定まで可能です。

高機能でカスタマイズ性が優れており、効率的に売上向上が目指せる一方で、自由度の高さから導入・定着の難易度が高い側面もあります。

MAツールの比較ポイント

ケース別におすすめなMAツールは分類できるものの、MAツールの種類は非常に豊富です。自社に最適なツールを選ぶには、以下のポイントを意識して比較しましょう。

  • 自社ツールとの連携
  • 導入サポートの充実さ

自社ツールとの連携

MAツールは、SFA・CRMとの連携が必須なため、自社で利用しているツールと連携できるものを選びましょう

たとえば、自社でSalesforceを活用している場合、同社が提供しているAccount Engagement(旧Pardot)を活用することで、データ収集・分析や自動化がスムーズになります。

運用ツールが多くなると入力や管理工数が大きくなる恐れがあるため、可能な限り1種類のツールや提携ツールを導入し、業務負担を減らしましょう。

導入サポートの充実さ

MAツールを効果的に活用するには「自社顧客のペルソナ策定」や「受注に至るまでのカスタマージャニーマップの策定」をはじめとした、事前の戦略設計が重要です。また機能が複雑なケースもあることから、導入から定着までが非常に難しいのがMAツールの特徴です。

そのため、無料トライアル・デモで使用感の確認や導入後をイメージすることも大事ですが、ベンダーが導入サポートを提供しているかどうかも確認しておきましょう。

またサポートの有無だけでなく、以下のポイントも併せて確認しましょう。

  • サポートのスケジュールはどうなっているか
  • 具体的にどのようなサポートが受けられるか
  • 最初の成果が出るまで伴走してくれるか

特に「MAツールを使い慣れていない」「組織の抜本的な改革のためにMAツールを活用したい」などのケースでは、サポートが充実していないツールだと費用対効果が悪くなったり、導入目的を達成できなくなったりする恐れがあります。

ベンダーが提供するサポート内容を確認し、必要なサポートが受けられるMAツールを導入しましょう。

MAツール10選一覧比較表

ここからは、おすすめのMAツール10選を紹介します。以下の一覧表を参考に、各ツールの特徴・料金を比較して導入ツール選びにお役立てください。

初心者向けのMAツール比較

機能がシンプルで初心者におすすめなMAツールは、次の4つです。

BowNow

引用:BowNow

BowNowは、シンプル設計ではじめてのMA導入に必要な機能が備わっているツールです。必要最低限の機能と使いやすさを重視した操作性で、MAツール初心者でも直感的に扱えるのが特徴です。

無料プランがあるため、試してから必要に応じて有料プランに切り替えることも可能です。13,000社の実績で培ったノウハウをテンプレートで用意しており、短時間で設定できるため顧客育成活動がすぐにスタートできます。

List Finder

引用:List Finder

List Finderは、BtoB企業にちょうどいい機能を網羅しているMAツールです。本当に必要な機能だけを絞って掲載しており、シンプルな画面設計で誰でも無理なく簡単に使用できます。

サポート体制が充実しており、導入から定着、自走・成果向上まで支援が受けられるのが特徴です。さらに運用代行サービスもあるため、リソース不足でツールが活用できるか不安な企業にもおすすめです。

GENIEE MA

引用:GENIEE MA

GENIEE MAは、直観的に設定・分析できる国産のMAツールです。顧客発掘から営業までワンストップで事業拡大に貢献するうえに、機能がシンプルで使いやすく、定着率99%を誇っています。

同社は、営業支援ツール「GENIEE SFA/CRM」も提供しているため、連携することで接触~受注までシームレスに管理できます。国産内製のツールのため、要望に合わせて柔軟なサポートが受けられます

Kairos3 Marketing

引用:Kairos3 Marketing

Kairos3 Marketingは、シンプルな運用からハイレベルな運用まで幅広くカバーできるMAツールです。リード管理機能をはじめとした基本機能に加え、シナリオ・ファイルストレージ・API機能などがオプションで用意されています。

専任スタッフによるサポートでは、初期設定だけでなく、活用プロセスの提案まで受けられます。また、利用料金は従量課金形式のため、実行したいマーケティング施策に応じた運用が実現可能です。

マーケ担当の負担減になるMAツール比較

自動化設定やシナリオ設計が容易で、マーケティング担当者の負担が軽減できるMAツールは次の3つです。

SATORI

引用:SATORI

SATORIは、名前のわかる見込み顧客だけでなく、匿名の見込み顧客との接点も創出できる国産MAツールです。リードのサイト内の行動履歴をもとに、ニーズに応じたコンテンツを自動で表示できるため、リードのアクションを効率的に促せます。

またデータベースの設計・導入作業の必要がなく、Webサイトに計測タグを埋め込むだけで運用がスタートできます。シンプルなインターフェースのため、MAの運用経験が少なくても安心して利用できるツールです。

HubSpot

引用:HubSpot

HubSpotは、同社のCRMをはじめとしたツールと連携して運用できる統合型のMAツールです。メールや広告などに最適なメッセージが自動で表示できるため、簡単かつ効率的にマーケティング施策が実行できます。

さらに、マーケティング担当者向けAIが搭載されており、メールやブログ、SNSなどのコンテンツ生成が効率化できます。テクノロジーと自動化が活用できるため、企業の成長に応じて業務の質・スピード向上が目指せるツールです。

SHANON MARKETING PLATFORM

引用:SHANON MARKETING PLATFORM

SHANON MARKETING PLATFORMは、リードナーチャリングが仕組化できる国産のMAツールです。オートメーション要素とシナリオ要素を組み合わせたシナリオ機能により、定型業務とコミュニケーションが同時に自動化できるのが特徴です。

リードの属性だけでなく、デジタル・アナログでの行動履歴も蓄積できるため、細かくパーソナライズ可能です。また、機能は日々開発・改善しているため、複雑化するマーケティングチャネルに幅広く対応しています。

効率的に売上向上を図れるMAツール比較

効率的に売上向上を図ることができるMAツールは、次の3つです。

Account Engagement(旧Pardot)

引用:Account Engagement(旧Pardot)

Account Engagementは、Salesforceが提供するBtoBに特化したMAツールです。ホーム画面を「自社の営業活動やサービスに合わせて最適化する」「各種データを把握しやすく視覚化する」といったカスタマイズが可能なため、使いやすさ・見やすさが向上できます。

また、関連製品との連携がスムーズに行えます。たとえば、CRMで管理していた情報をもとに、MAでメッセージをパーソナライズすることが可能です。機能も豊富で、拡張性の高いツールです。

Adobe Marketo Engage

引用:Adobe Marketo Engage

Adobe Marketo Engageは、10種類もの豊富な機能を備えているMAツールです。CRMをはじめとしたさまざまなツールと連携でき、マーケティング・営業・カスタマーサクセスといった各部門のデータ共有により、効率的に売上拡大が目指せます。

また、モバイル、SNS、広告をはじめとした対応できるチャネルが豊富な点が魅力です。クロスチャネルマーケティングも可能であり、必要なキャンペーンを自動で展開できます。コンサルティングメニューも豊富なため、多くの機能を使いこなして自社のマーケティング活動を最適化させたい企業におすすめです。

b→dash

引用:b→dash

b→dashは、ノーコードでデータの取り込み・加工・統合・抽出・活用が実現できるデータマーケティングクラウドシステムです。データ連携から抽出までのデータ構築作業がノーコードで可能なため、エンジニアのリソース不足や外注コストが解消できます。

MAだけでなく、BIやWeb接客、フォーム作成も可能なうえに、業界初のテクノロジー「DataPalette」により、さまざまなシステムと連携して実現したデータ活用の基盤が構築できまs。

まとめ

MAツールを導入して定着まで実現できれば、マーケティング業務の効率化だけでなく、施策の精度・パフォーマンスの向上、ひいては売上拡大まで目指せます。

本記事で紹介した用途別のMAツール10選と選び方を参考に、自社の目的・課題が解決できるツールを検討しましょう

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