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【アーカイブ配信】DXの限界を超える。インテント起点の成長戦略で大企業の未来を拓く

2025.07.09開催

「データはあるのに、なぜ成長につながらないのか」 多くの大手企業が直面する、この問い。 膨大な投資によってデータは蓄積されても、大規模にDXを進めても、 真の事業成長には結びついていない。 “当たり前”に思えていた戦略に、盲点が潜んでいるのかもしれない。 「どの市場」に「何を」提供するのか。 成長の基本を問うアンゾフのマトリクスに立ち返れば、 顧客課題とソリューションのミスマッチという課題が浮かび上がる。 「効率化」と「成長」の間に横たわる深い溝。 その溝を埋めるカギは、 データの奥に隠された「顧客のインテント(興味・関心)」にある。 本イベントでは、競争戦略とデータサイエンスの第一人者らが集結し、 次のステージを模索する経営者・事業責任者のために、 インテント戦略がもたらす持続的成長の可能性を探る。 データドリブンの限界を超え、 インテントから始まる次世代の成長戦略を考える1日。

Digest Movie

DXの限界を超える。インテント起点の成長戦略で大企業の未来を拓く

 

TALK SESSION

SESSION 1

AIエージェント時代の競合優位性。顧客インテントが買える経営戦略

DXが進んでも、AI活用が進んでも、真の成長エンジンに転換できている企業はごくわずか。不確実性の高い現代において持続的成長を実現するためのカギとは何か。今求められているのは、データの奥にある「顧客インテント」を捉え、経営判断に活かす力だ。  本セッションではデジタルから顧客が抱える課題を読み解き、新たな価値を提供することで、競争力の源泉とする「インテント戦略」という新たなアプローチを紹介しつつ、有識者とともに議論を深める。  AIエージェント時代だからこそ問い直すべき「当たり前」と「データ活用の本質」について、競争戦略とデータサイエンス両面からの知見を交えて語る。そしてAIエージェントの台頭が企業戦略に与える影響と、それを活かした新しい営業・マーケティングモデルについても考察する。

 

SESSION 2

インテント機転の成長戦略。グローバル企業に学ぶ大手企業変革の実践術

大手企業が持続的成長を実現するために必要なのは、理論だけでなく具体的な実装方法だ。グローバル企業はどのようにしてデータを活かし、顧客インテントを事業成長に結びつけているのか。本セッションでは「インテント戦略」の概念を土台に、DX・AIトランスフォーメンション実践者とインテント戦略の提唱者がその結果と可能性を探求する。

 

動画の視聴はこちらから

登壇者

楠木 建

一橋ビジネススクール PDS寄付講座競争戦略特任教授

一橋大学特任教授(PDS寄付講座競争戦略およびシグマクシス寄付講座仕事論)。経営学者。専攻は競争戦略。企業が持続的な競争優位を構築する論理について研究している。著書として『楠木建の頭の中 戦略と経営についての論考』(2024年、日本経済新聞出版)、『絶対悲観主義』(2022、講談社)、『逆・タイムマシン経営論』(2020、日経BP、杉浦泰との共著)、『ストーリーとしての競争戦略:優れた戦略の条件』(2010、東洋経済新報社)などがある。

工藤 卓哉

マッキンゼー・アンド・カンパニー パートナー

マッキンゼーのAIセンター・オブ・エクセレンス、「Quantum Black」の日本のリーダー。 デジタル&アナリティクス・ソリューションのパイロットから本格的な導入・拡大まで、企業の変革を支援する。渡米歴21年。25年以上にわたり、政府委員などを歴任。特に人工知能、通信と半導体アクセラレータ領域の専門家として、クライアント企業に対し戦略から実行支援までの幅広い領域での実践的なコンサルティングを実施するなど、国内外、特にアメリカでの豊富な経験を持つ。

前刀 禎明

ディアワンダー株式会社 代表取締役CEO & CWO

ソニー、ベイン・アンド・カンパニー、ウォルト・ディズニー、AOLなどを経て、アップル 米国本社副社長 兼 日本法人代表取締役に就任。スティーブ・ジョブズ氏に託された日本市場で危機的であったアップルを復活させた。新たな挑戦として設立したディアワンダーでは、 AIを創造的に活用する「DEARWONDER+」を開発。CQ(好奇心・創造性指数)を高めて未来を創造するCreative Desireを育むワンダーライーニング事業を展開している。セルフイノベーション事業により企業のトランスフォーメーションを支援するリアルディア代表取締役CEO を兼務。

小笠原 羽恭

株式会社Sales Marker 代表取締役CEO

新卒で野村総合研究所に入社し、新規事業開発に従事。その後、戦略コンサルティングファームにて、新規事業戦略・営業変革・DX推進プロジェクトに携わる。2021年に株式会社Sales Marker(旧:CrossBorder株式会社)を創業。国内初の「インテントセールス」を実現するソリューション『Sales Marker』を開発・提供し、BtoB企業の営業・マーケティング活動における"顧客起点"の成長戦略の確立を支援。2023年「Forbes 30 Under 30 Asia List」選出、2024年「The Wall Street Journal Next Era Leaders」受賞。一般社団法人生成AI活用普及協会(GUGA)協議員。著書に『AIエージェント時代の成長戦略『インテントセールス』 - 組織の成果を最大化するための革新的アプローチ』がある。