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2025.07.28

クラウド型SFA(営業支援)ツールおすすめ15選|機能・料金・導入メリットを徹底比較

#営業#お役立ちTips#サービスレビュー

情報共有の仕組みがなければ、活動状況はブラックボックス化し、突発的なトラブルへの対応や、チームとしての戦略的な動きも難しくなるでしょう。

こうした営業の属人化という根深い課題を解決し、プロセスを可視化・共有することで組織全体の力を最大化するのが「クラウド型SFA(Sales Force Automation/営業支援)ツール」です。

しかし、一口にSFAと言っても、その機能や料金は多種多様です。数ある製品の中から、どのツールが自社の営業組織に本当にフィットするのか、導入担当者の方は頭を悩ませているのではないでしょうか。

そこで本記事では、おすすめのクラウド型SFAツールを15つ厳選し、「機能」「料金」「導入メリット」のなどから紹介します。

 

アポイントが取れない理由は、営業リストの質だけでなく、アプローチする「相手」と「タイミング」がずれていることにあります。インサイドセールス支援サービス「Sales Marker」は、そのずれを解消します。

「インテントデータ」を活用し、特定のキーワードで検索したり、競合サイトを閲覧したりしている企業をリアルタイムでリストアップし、さらに、その企業のキーパーソンを特定し、ワンクリックでアプローチまで実行できます。

 

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クラウド型SFAとは

クラウド型SFA(Sales Force Automation)を一言で説明すると、営業チームの活動記録や顧客情報を、インターネット上でまとめて管理するためのシステムです。

これまで各担当者が自分のPCや手帳だけで管理していた商談の進み具合やお客様の情報を、チーム全員がいつでもどこでも確認できる「共有の営業日報」のようなもの、と考えると分かりやすいかもしれません。

インターネットに繋がりさえすれば、外出先からスマートフォンで今日の訪問記録を入力したり、マネージャーがチーム全体の案件状況をリアルタイムでチェックしたりできます。

これにより、担当者しか状況を知らないといった情報の属人化を防ぎ、チーム全体で顧客対応の質を高めていくことを支援します。

 

SFA(営業支援)クラウドシステムとは

CRMとMAの違い

SFAとCRMはよく一緒に語られますが、この2つは注目しているポイントが根本的に違います。一言でいうと、SFAが見ているのは「案件(商談)」で、CRMが見ているのは「顧客」そのものです。

SFAは、営業担当者が「目の前の商談をどう進めて、どう売上につなげるか」という活動を管理するためのツールです。「この案件は今どの段階か」「次に何をすべきか」「今月の目標達成はできそうか」といった、日々の営業活動の進捗を追いかけます。

一方でCRMは、「そのお客さんと、これまでどんなお付き合いをしてきたか」を会社全体で記録・共有するためのものです。営業担当だけでなく、マーケティングやカスタマーサポートの担当者もアクセスできる「顧客カルテ」をイメージすると分かりやすいでしょう。

「このお客さんは過去にこんな問い合わせをして、こんな商品を買ってくれた」という情報が一元管理されているため、会社として一貫した対応ができるようになります。

クラウド型SFAのメリット

クラウド型SFAが多くの企業で選ばれているのには、はっきりとした理由があります。大きく分けて、3つの使いやすさのポイントをご紹介します。

クラウド型SFAのメリット

導入の手軽さ

まず、導入の手軽さが挙げられます。自社でサーバーを準備したり、大掛かりなシステム設定をしたりする必要がありません。インターネットのサービスに申し込むような感覚で、比較的すぐに利用を開始できます。

機械の管理や難しいメンテナンスはサービス提供会社に任せられるので、IT専門の担当者がいない会社でも安心して導入しやすいのが特徴です。

どこでも利用が可能

営業担当者にとって、どこでも利用が可能という点が一番大きなメリットかもしれません。インターネットにつながるスマホやタブレットさえあれば、いつでもどこでも顧客情報を見たり、活動報告を入力したりできます。

例えば、商談が終わった直後にカフェで今日のやり取りを記録すれば、記憶が新しいうちに正確な情報を残せ、報告漏れといったミスを防げます。報告書のためだけにわざわざ会社に戻る必要がなくなるため、直行直帰もしやすくなり、営業活動そのものに集中する時間を増やせます。

初期費用を削減

高額な初期費用がかからない点も、クラウド型の大きな魅力です。多くは月額料金制なので、「まずは営業部の一部門だけで試してみて、効果が出たら全社に広げる」といったスモールスタートが可能です。

また、会社の状況に合わせて柔軟に対応できるのも便利な点です。将来、社員が増えたら利用する人数分だけアカウントを追加し、もし事業規模が変われば契約を見直すなどといったように無駄なコストをかけずに運用を続けられます。

クラウド型SFA主な5つの機能

ここではクラウド型SFAの主な機能について5つに分けて紹介します。

1.案件管理機能

SFAの案件管理機能は、システムに蓄積された過去の膨大な成功・失敗事例をAIが学習し、「このフェーズの顧客には、次はこの資料を送るべき」「このままでは失注リスクが高い」といった最適な次の一手をリアルタイムで提案します。

従来の営業マンの勘や経験だけに頼るのではなく、データに基づいた確かな一手を打つことで、商談の停滞を防ぎ、成約への確度を高めます。

 

【主な活用例】

案件の進捗やフェーズの確認

見積もりや受注見込み確度の記録

案件別の売上目標や金額の把握

2.活動管理機能

「毎日忙しく活動しているのに、なぜか目標に届かない」などの原因は、活動の「量」と成果が比例していないことにあります。活動管理機能は、日々の訪問や電話、メールといった行動記録を、日報だけで終わらせません。

成果を上げている営業マンが、どのような顧客に、どんな頻度で、どういったアプローチをしているのかという「勝ち筋」を可視化してくれます。その成功パターンをチーム全体で共有することで、一人ひとりの営業活動を戦略的に改善します。そのおかけで、組織全体のレベルを底上げし、成果に直結する質の高い活動へと導く機能です。

 

【主な活用例】

訪問頻度や提案回数の記録

各営業マンの成果や評価基準の管理

行動データを基にした戦略立案

3.顧客管理機能

顧客との良好な関係は、あらゆるビジネスの基盤となります。CRMと一体化したSFAは、社内に散在しがちな顧客情報を一元化する役割を果たします。過去の商談履歴や問い合わせ内容はもちろん、メールのやり取り、ウェブサイトの閲覧履歴、さらには導入後のサポート状況まで、あらゆる接点の情報が集約されることで、顧客を360°の視点から把握が可能となるでしょう。

これにより、営業は顧客のビジネス課題やニーズを深く把握した上で、最適なタイミングで最適な提案を行えるようになり、信頼される営業マンへと関係性を深めることができるでしょう。

 

【主な活用例】

顧客リストの検索・絞り込み

過去の商談履歴の確認

営業活動の進捗状況の可視化

4.予実管理機能

SFAの予実管理機能は、チームや個人の目標(予算)と現在の実績とのギャップをリアルタイムで表示するだけでなく、進行中の案件状況から将来の着地見込みまでを高い精度で予測します。

 

もし目標達成に遅れが生じている場合でも、どの案件に注力すべきか、どのプロセスにボトルネックがあるのかをデータが明確に示すため、マネージャーは的確な指示と軌道修正が可能になります。

 

【主な活用例】

売上目標と実績の比較分析

達成率や進捗状況のリアルタイムモニタリング

データを活用した営業計画の改善

5.報告支援機能

営業担当者にとって、報告書作成のような間接業務は大きな負担となるでしょう。この機能を活用すれば、外出先のスマートフォンから数タップで活動内容を入力でき、カレンダーの予定やメールの履歴から報告書の下書きが自動で作成されるため、報告のためだけにオフィスに戻る必要はなくなります。

SFAが営業担当者を日報作成の工数から解放し、顧客と向き合うという最も重要な「コア業務」に集中できる時間を創出します。これは、チーム全体の生産性を向上させる、シンプルながら極めて有能な機能と言えるでしょう。

 

【主な活用例】

スマホやPCを使った簡単な日報作成

営業活動のタイムラインでの共有

管理者やマネージャーによる成果確認

 

SFA(営業支援システム)の導入を検討している担当者に向けて、おすすめのツールを15社紹介します。ツールによって費用・機能・特徴が異なるため、自社にあったツールを選択することが重要です。ツールによっては無料トライアルも用意されているのでぜひ活用してみましょう。

クラウド型SFAおすすめ15選

ここではおすすめのクラウド型SFAを15つ紹介します。

1.SalesMarker

 

SalesMarker(セールスマーカー)は、顧客が検索するキーワードや閲覧するWebページといった「インテントデータ(興味・関心のデータ)」をリアルタイムでキャッチを可能としています。これにより、営業担当者は「ちょうどその話を聞きたかったんだ」と言われるような、感動的なタイミングでのアプローチの実現が可能となる仕組みです。

手探りの架電や一方的なメールは、顧客のニーズを汲み取った質の高いアポイントへと変わり、商談獲得率や受注率が向上するのをサポートします。

加えて、MA(マーケティングオートメーション)やCRM(顧客関係管理)との連携機能が豊富に備わっているため、既にツールを導入している企業にとっても追加の選択肢として考えることができます。

 

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2.Sales Cloud

 

Sales Cloudは、セールスフォース社が提供する、日々の商談や顧客、見込み客の情報を一か所にまとめることで、Excelや手帳での管理から脱却し、抜け漏れのない効率的な営業を実現できるツールです。

特徴としては、AIアシスタント「Einstein」の存在です。まるで社内の営業マネージャーのように、あなたのデータから「次にアプローチすべき最適な顧客」を推薦したり、月末の売上見込みを予測したりしてくれます。これにより、現場の営業マンは「何となく」ではなく、確かな根拠を持って日々の活動に優先順位をつけることができます。

導入のハードルが低いのもポイントです。月額3,000円のプランからスタートでき、会社の成長に合わせて機能を拡張していくことが可能です。実際の操作感や自社の業務にフィットするかは、30日間無料でじっくり試せるので、安心して導入を検討できます。

 

3.APOLLO SALES

 

このツールは、まるで「24時間365日働く営業アシスタント」のように、新規顧客へのアプローチを自動化します。ターゲットとなる企業のリスト作成から、興味を引くメールの自動送信、さらにはアポイントの調整まで、営業の初期段階における面倒なプロセスをまるごと代行するのが特徴です。

APOLLO SALESは、リスト作成からリード獲得、アポイント獲得までをワンストップで実現できる体制を構築することができるでしょう。

 

4.FORCAS

 

FORCASは、B2Bマーケティングの戦略であるABM(アカウントベースドマーケティング)を、誰でも実践できるようにする支援ツールです。

ABMとは、不特定多数にアプローチするのではなく、「この企業こそ、自社の顧客になるべきだ」というターゲット企業(アカウント)を定め、組織全体で戦略的に攻略する手法です。FORCASはその「どの企業をターゲットにすべきか」を、データに基づいて明確化します。

自社の顧客データを分析し、最もポテンシャルの高い企業のリストを作成し、営業とマーケティングが同じターゲットリストに向かって活動することで、部門間の連携は加速し、一貫性のある質の高いアプローチが実現します。

 

5.Mazrica Sales

 

Mazrica Salesは、散らばりがちな顧客情報や案件の進捗、日々の活動報告などを一箇所に集約し、誰が何をしているのかが一目でわかるため、チーム内の情報共有がスムーズになり、より戦略的な営業活動が可能となるツールです。

さらに、Mazrica Salesに搭載されたAIによる分析機能が特徴的です。AIが各案件の受注確度を予測してくれるため、「今、最も注力すべき案件はどれか」という判断をサポートできます。

また、企業の情報を預かる上で欠かせないセキュリティ対策も万全です。国際規格である「ISO 27001」認証を取得し、厳格な情報管理体制を維持しているため、安心して利用を開始できることでしょう。

 

6.キントーン

 

kintone(キントーン)は、多くの企業が抱える「Excel管理の限界」や「紙業務の非効率」といった課題を解決するためのクラウドツールです。

最大の特長は、ITの専門部署に頼らなくても、現場の担当者が自分で業務システム(アプリ)を作れる手軽さです。まるでプレゼン資料を作るような直感的な操作で、これまでExcelや紙で管理していた顧客リストや案件の進捗、稟議書などをデジタル化し、チーム全員で共有できる仕組みを素早く構築できます。

これにより、情報が属人化するのを防ぎ、業務の「見える化」とスピードアップを同時に実現し、データの蓄積・管理だけでなく、申請・承認のワークフローやチーム内でのコミュニケーション機能により会社の様々な業務をまるごと効率化できる可能性を秘めています。

 

7.GENIEE SFA/CRM

 

GENIEE SFA/CRM(旧ちきゅう)は、顧客管理から案件の進捗管理、レポーティングまで、営業活動の全てを一元管理します。

特徴は、日々の業務に溶け込む便利な機能が充実している点です。スマートフォンアプリで外出先からでも手軽に情報を更新したり、AIが文章作成をサポートしてくれたりと、営業の効率を向上させます。

また、Zoomや各種MAツールはもちろん、SlackやChatworkといったコミュニケーションツールとも簡単に接続可能です。GENIEE SFA/CRMをハブとして、既存のツールと連携させることで、組織全体の業務フローを最適化し、データに基づいた強い営業体制を構築できるでしょう。

 

8.Sansan

 

Sansanは、社内のすべての人脈を「見える化」し、営業活動を組織プレーへと進化させるクラウドサービスです。

最大の特徴は、99.9%というオペレーターによる正確なデータ化技術です。これにより、信頼できる顧客データベースを自動で構築できます。これまで個人のスマートフォンや名刺入れの中にしかなかった接点が会社の共有財産となり、「誰が・いつ・誰と会ったのか」が一目瞭然になったのです。

また、人事異動ニュースが自動で通知されるため、お祝いの連絡など最適なタイミングでのアプローチも可能になります。名刺情報を起点にあらゆる営業活動を効率化し、企業の成長を加速させるのがSansanの提供する価値と言えるでしょう。

 

9.UPWARD

 

UPWARDは、従来のSFAと違う点として、外回り・訪問営業に特化した「フィールドセールス向けプラットフォーム」です。その目的は、報告の効率化だけでなく、営業活動そのものをより戦略的に進化させることにあります。

訪問活動のデータは、特許技術によって手間なく正確に蓄積されます。これにより、「どのエリアに注力すべきか」「成功している営業担当者はどのようなルートで活動しているか」といった、これまで見えにくかった現場の状況をデータで可視化します。

 

10.Dynamics 365 Sales

Dynamics 365 Salesは、Microsoftが提供する、データとAIを駆使して営業成果を最大化するためのクラウド型SFAです。情報の記録・管理に留まらず、データに基づいた戦略を示し、営業活動の質そのものを向上させます。

顧客とのやり取りや商談の進捗はすべて記録され、AIがそれらを分析します。確度の高い売上予測を立てたり、成約の可能性が高いリード(見込み顧客)を自動で推薦したりすることで、営業担当者は最も注力すべき相手に時間を使うことができます。

モバイルにも完全対応しているため、場所を選ばずにスマートな営業活動を展開できます。

 

11.JUST.SFA

 

このツールの最大の特徴は、会社と共に成長することです。初めはシンプルな顧客管理や活動日報の機能だけを使い、チームがSFAに慣れてきたら分析機能を、事業が拡大したら詳細なプロセス管理機能を追加するといった柔軟な拡張が可能です。

必要な機能を、必要なタイミングで組み合わせていくことで、常に身の丈に合った最適なシステムを利用し続けられる点がおすすめです。

 

12.SAP Sales Cloud

 

SAP Sales Cloudは、グローバル企業SAP社が提供する、質の高い顧客体験(エンゲージメント)を創出するためのクラウド型SFAです。

オンラインでのやり取りやWebサイトでの行動といったデジタルチャネルでの顧客エンゲージメントを強化し、一人ひとりにパーソナライズされたアプローチを実現します。

また、小売店の現場や外回りの営業担当者(フィールドセールス)には、手元のデバイスから必要な情報へ瞬時にアクセスできる環境を提供し、現場のパフォーマンスを最大化できるでしょう。

 

13.eセールスマネージャー

 

eセールスマネージャー Remix Cloudは、導入実績5,500社以上・継続率95%を誇る国産SFAツールです。営業日報を一度入力するだけで、案件管理や顧客情報、予実管理などに自動反映されるため、現場の工数を削減できます。

また、AIがPDFの見積書や画像から文字情報を読み取り、自動でデータ入力してくれる「AIコンシェルジュ」機能など、日々の業務を賢くサポートする機能も満載しています。

 

14.Translead CRM

Transleadの最大のこだわりは、クリック数や画面の切り替えを極限まで減らした、ストレスフリーな操作画面。顧客情報はもちろん、その顧客に関連する過去の商談や見積り、活動履歴といった情報へも、迷うことなく1クリックでたどり着ける点です。

さらに、AIによる名刺の自動データ化や、移動中でも手軽に記録できる音声入力など、営業担当者の「面倒」をなくす便利な機能も搭載しています。それにより、日々の活動をスムーズに記録・管理できるため、自然と情報が蓄積され、チーム全体の生産性を向上させることができるでしょう。

 

15.ネクストSFA

 

このツール一つに、MA(マーケティング支援)、SFA(営業支援)、CRM(顧客管理)、さらにはBI(データ分析・可視化)までの全ての機能が統合されています。これにより、部門間の壁をなくし、見込み顧客の獲得から受注、その後の関係構築まで、一貫した顧客体験とスムーズな情報連携を実現します。

専門知識がなくても、自社の営業プロセスに合わせて項目などを柔軟にカスタマイズできるため、多くのお客様が平均1〜2週間という短期間で本格運用を開始しています。

 

クラウド型SFAを比較・選定する際に4つのポイント

SFAを選定・導入する際は、価格や機能を比較するだけでは不十分かもしれません。実際に運用する現場で活用されるためには、「使いやすさ」や「定着しやすさ」を重視した選定が欠かせません。

次の4つのポイントを押さえることで、導入失敗のリスクを下げ、自社に最適なSFAを見極めやすくなります。

費用対効果を見極める

SFAの導入にあたっては、初期費用やライセンス料、保守費用などのコストだけでなく、「業務改善効果」にも注目することが重要です。

特にクラウド型のSFAは、サーバー管理やシステム保守が含まれるため、オンプレミス型よりもトータルコストを抑えやすい傾向があります。公式サイトに記載の金額の比較だけでなく、業務効率化や売上への貢献度といった、投資対効果(ROI)の視点で評価しましょう。

現場での入力しやすさ

営業現場でSFAを活用するうえで、最も大きなハードルの一つが「日々のデータ入力」です。入力作業が煩雑だと、現場での利用が定着せず、ツール導入そのものが形骸化する恐れがあります。

そのため、スマートフォンで簡単に操作できるアプリ対応や、エクセルのような直感的なインターフェース(UI)を持つツールが現場目線としては良いでしょう。実際の営業担当者が無理なく使い続けられる設計かどうかを、事前に確認しましょう。

サポート体制

SFAの導入初期こそ、定着の成否を左右する重要なフェーズです。そのため、ベンダーが提供するサポート体制の質は、導入時の比較ポイントとして見逃せません。

チャット・メール・電話など問い合わせ手段の多様性に加え、初期設定・運用定着に向けた支援がどの程度あるかも確認しましょう。内製で手厚いサポートを行っている企業は、SFAを熟知しており、的確なアドバイスが得られる可能性が高いです。

MAやサポートツールとの連携性

近年では、マーケティングオートメーション(MA)やカスタマーサポートツールとの連携性も、SFA選びのポイントとなっています。MAと連携すれば、見込み顧客の情報を営業部門にスムーズに引き継ぎ、最適なタイミングでのアプローチが可能になります。

また、カスタマーサポートとのデータ連携により、顧客の課題や問い合わせ履歴を踏まえた営業活動が実現でき、顧客満足度の向上にもつながります。既に自社でツールを導入している場合は、互換性についても前もって確認をしておきましょう。

本記事のまとめ

本記事では、15のおすすめSFAツールと選定時に見るべきポイントなどを紹介してきました。ただ、最後にお伝えしたいのは、SFAは「どれが機能的に優れているか」だけで決めるものではないということです。

 

SFAの導入とは、いわば営業のやり方そのものを見直すきっかけです。属人的な営業から脱却し、チーム全体で数字と情報をもとに動ける体制をつくることこそが本当の導入メリットと言えるでしょう。

どんなに高機能でも、現場の営業が「使いづらい」と感じた瞬間に、そのツールは形骸化してしまいます。逆に、「これなら面倒じゃない」「自分の数字を上げるのに役立つ」と思ってもらえるツールを選べば、自然と使われ、定着し、結果につながっていきます。

つまり、SFA選びの本質は「現場で使われ続けるかどうか」です。ツールを導入することが目的ではなく、数字を出せる営業チームをつくることという視点を持って、ぜひツールの導入を検討していただければと思います。

 

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