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営業リスト作成ツールおすすめ10選。3タイプに分類して徹底比較

「営業リスト作成ツールの導入を検討しているが、自社に最適なツールがわからない」
「営業リスト作成ツールでできることが具体的にイメージできない」

企業の営業部門の担当者のなかには、このような疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

営業リスト作成ツールでは、営業先企業の情報が自動収集できます。ツールによって機能や取得できるデータの種類・件数が異なるため「自社が作成したい営業リスト」や「求める機能」などに応じて選定する必要があります。

本記事では「営業リスト作成ツールおすすめ10選」と「導入するツールの選び方3つ」を中心に解説します。

営業リスト作成ツールとは?

営業リスト作成ツールとは、営業先の企業の情報を自動収集してリスト化できるツールのことです。

営業リスト作成ツールを活用するメリット

営業リスト作成ツールを活用するメリットは、営業リスト作成に関わる「時間」が節約できる点です。

営業リストの作成には「アプローチに必要な情報を調査する」「企業情報を1社ずつ調べてExcelにまとめる」「ターゲットを分類する」といった多くの作業が発生します。これらを営業パーソン1人ひとりが担う場合、営業リスト作成のみに多くの時間がかかるため、営業活動そのものに割ける時間が少なくなります

営業リスト作成ツールを活用した場合、営業リスト作成に必要なデータがそろっているデータベースから情報が抽出できます。たとえば、企業の「業種」や「従業員数」から「売上」「決算月」といった情報まで取得できるため、精度の高い営業リストが作成できます。

さらに「リスト抽出まで最短3分」といったツールもあるため、工数削減にもつながるのがメリットです。

営業リスト作成ツールでできること

営業リスト作成ツールでできることは、おもに以下の5つです。

「絞り込み機能」では、業種や地域、従業員数などの情報が絞り込めるため「自社の営業活動に必要な情報」を集約した営業リストが作成できます。また「営業メール送信」や「フォーム送信」が可能なツールであれば、リスト作成からアプローチまでツール1つで完結できます。

さらに営業メールの開封率やクリック率、読了率などが追える「送信後数値ダッシュボード」が搭載されているツールでは、施策の改善まで可能です。

なお「営業メール送信」「フォーム送信」「送信後数値ダッシュボード」は対応していないツールもあるため、自社に必要な機能があるツールを選びましょう。

営業リスト作成ツールの選び方

営業リスト作成ツールの選び方は次の3つです。

  • データ種類で選ぶ
  • 機能幅で選ぶ
  • 取得数で選ぶ

データ種類で選ぶ

営業リスト作成ツールは「取得できる項目」や「対象サイト」が異なります。そのため、自社が取得したいデータの種類に応じて導入ツールを選びましょう

取得項目では「会社名」や「業種」「住所」といった基本的な情報から「資本金」「売上」「決算月」といったデータまで取得できるツールがあります。また「Indeed」や「ぐるなび」「楽天トラベル」といったサイトから、データが収集できるツールもあります。

たとえば、飲食店の営業リストを作成する場合「ぐるなび」や「HotPepperグルメ」といったサイトからデータが取得できれば、ターゲットに沿ったリストが作成できます。さらに「レストラン」「居酒屋」「デリバリー」といった細分化したカテゴリまで絞り込めれば、より精度の高いリストが作成可能です。

自社の営業リストに必要な情報を明確にし、取得できる営業リスト作成ツールを選びましょう。

機能幅で選ぶ

営業リスト作成ツールは「企業の絞り込み」と「CSVダウンロード」は標準搭載している一方で「営業メール送信」や「フォーム送信」「送信後数値ダッシュボード」「分析機能」などの機能は、備わっていないツールもあります。

そのため「ツールの機能幅」を確認したうえで、自社に必要な機能が搭載されているツールを選びましょう

たとえば「リスト作成からメール営業まで自動化したい」といった場合は「営業メール送信」まで対応できるツールを選びましょう。一方、精度の高いリストを作成したい場合、絞り込みの条件が豊富なツールが適しています。

自社が求める機能が搭載されているツールを選びましょう。

取得数で選ぶ

営業リスト作成ツールによって「保有しているデータ件数」や「取得できるデータ件数」「取得1件あたりにかかる料金」が異なります。そのため、自社が取得したいデータ件数と料金に応じて導入ツールを選びましょう

営業リストのデータ取得にかかる料金は1件あたり0.5円~40円と幅があります。たとえば「汎用性の高い商材を販売している企業」が営業リスト作成ツールを導入する場合、1件あたりの料金が安いものを選ぶと費用対効果が高いツールを導入できます

また「大量の情報を取得して営業メールを送付したい」といった希望がある場合「データ取得件数が無制限なツール」や「保有データ件数が豊富なツール」がおすすめです。

「自社が取得したいデータ件数」や「ツールに割ける予算」を考慮して、バランスのよい営業リスト作成ツールを選びましょう。

営業リスト作成ツールおすすめ10選

ここからは、タイプ別におすすめ営業リスト作成ツール10選を紹介します。

データの絞り込みに特徴のある営業リスト作成ツール

データの絞り込みに特徴があるのは、次の3つの営業リスト作成ツールです。

 

SalesNow

引用:SalesNow

SalesNowは、全国530万社の情報が取得できるツールです。「求人情報」や「プレスリリース」といった幅広い情報源からデータが抽出できるため、リストを「アプローチ時の会話のフック」や「商談前の仮説立て」などに活用できます。

  • 全国530万社の基本属性データから最新情報まで取得可能
  • プレスリリースをはじめとした企業の「アクティビティ」が把握できる
  • 導入企業は700万社以上

料金:要問い合せ

 

ソーシャル企業情報

引用:ソーシャル企業情報

ソーシャル企業情報は企業が93業種に分類されているため、細やかに業種が絞り込めるツールです。119万件以上の企業リストを年6回更新しており、電話番号の疎通確認も年に2回実施しています。アカウントは即日発行できるうえにリスト抽出は最短3分のため、手軽に始められるのが特徴です。

  • 「業種」や「エリア」をはじめとしたさまざまな条件で絞り込める
  • 119万件を超えるリスト件数
  • アカウントが即日発行で手軽に始められる

料金:月額7,700円~

 

BIZMAPS

引用:BIZMAPS

BIZMAPSは会員登録するだけで、ひと月に100件までリストが無料ダウンロードできる企業検索サービスです。登録企業数は170万社を超えており、適宜クリーニングされた情報が取得できます。「#今年求人を行っている企業」や「#自社ECサイト保有」といったオリジナルタグを活用した検索も可能であり、さまざまな視点でリスト作成できるのが特徴です。

  • ひと月に100件までリストが無料ダウンロードできる
  • 適宜クリーニングされた企業データが170万社以上あり
  • オリジナルタグの活用によりさまざまな視点のリスト作成が可能

料金:30円 / 1件で追加購入可能

 

 

リスト取得以外の機能に特徴がある営業リスト作成ツール

リスト取得以外の機能に特徴があるのは、次の3つの営業リスト作成ツールです。

 

APOLLO SALES

引用:APOLLO SALES

APOLLO SALESは、営業リストの作成から「フォーム営業」や「メール営業」まで可能なツールです。作成したリストをもとに、ターゲットに対して自動でアプローチします。またメールを開封した企業名が把握できるため、テレアポとの組み合わせによって効率的な営業活動が行えます。

  • リスト作成だけでなく「フォーム営業」や「メール営業」まで可能
  • 導入コンサルティングによりスムーズな導入を実現
  • アプローチ結果の効果測定まで対応

料金:月額数万円〜

 

FORCAS

引用:FORCAS

FORCASは営業リストの作成だけでなく、受注しやすい企業の傾向の可視化までできるツールです。過去の受注企業や商談中企業の「企業名」や「ドメイン」などをアップロードするだけで、顧客傾向が分析できます。

分析に基づいた「注力企業リスト」の作成まで可能なため、アプローチすべき企業が簡単に把握できます。また受注率・カバレッジの数字を更新すれば、施策効果の評価まで可能です。

  • 受注しやすい企業の分析に基づいた「注力企業リスト」が作成可能
  • 受注率やカバレッジの数字の更新によって施策の効果が評価できる
  • Salesforce・MAなどのツールと連携可能

料金:固定月額制(価格は要問い合せ)

 

LEADPAD

引用:LEADPAD

LEADPADは、リスト作成のほかに「フォーム営業」から「商談獲得までの営業活動の管理」まで可能なツールです。アプローチ結果などを活動ログとして記録でき、リードの基本情報とともに管理できます。

また「架電タイミング」をはじめとした営業活動のフローが表示できるため「アプローチの最適化」や「営業活動の自動化」に役立ちます。

  • 160万社の企業データベースを保有
  • 商談獲得までの営業活動の管理が可能
  • ワークフローの設定で営業活動の自動化が実現

料金:要問い合せ

 

 

大量にリスト取得できる営業リスト作成ツール

大量にリストが取得できるのは、次の3つの営業リスト作成ツールです。

 

Urizo

引用:Urizo

Urizoは、データ1件あたり0.88円~1.98円で取得できるツールです。「月間収集件数」や「対応サイト」に応じて、4つのプランから選べます。最上位の「スーパープレミアムプラン」では、ひと月あたり50,000件ものデータが収集できます

全国560万件の最新企業情報を保有しており、管理センターでの目視チェックによりデータの鮮度を保っています。

  • データ1件あたり0.88円~取得可能
  • 4つの料金プランから選べるため無駄なく利用できる
  • 全国560万件の最新企業情報を保有

料金:月額9,900円~

 

リスタ

引用:リスタ

リスタはリリースから12年、4,000社以上に利用されているツールです。「検索方法の種類」と「データ取得件数」に応じて4つのプランから選ぶことができ、最上位の「エンタープライズ」プランでは月額40,000円でデータが無制限に取得可能です。

Web上の情報が検索できる「指定キーワード」をはじめとした機能を搭載しており、電話やメール、FAXなどによるサポートも受けられます。

  • 12年間で4,000社以上に利用されている営業リスト作成ツール
  • 必要な検索方法・データ取得件数に応じて4つの料金プランから選べる
  • 電話やメール、FAXによるサポートあり

料金:10,000円~

 

ココリスト

引用:ココリスト

ココリストは、850万件の企業リストから地域・業界別で簡単に営業リストが作成できるツールです。FAX・メールアドレスがサイトに存在しない場合、インターネット上から自動的に探し出す「FAX/メール増強機能」で対応できるため、データの取得漏れを防ぎます。

取得可能件数が余った場合は翌月に繰り越すことが可能であり、余った件数をまとめて取得することもできます。

  • 850万件の企業リストからデータが取得できる
  • 「FAX/メール増強機能」により取得漏れの防止が可能
  • 取得可能件数が余った場合は繰り越せる

料金:初回費用3,980円+月額費用4,980円~

BtoBセールスインテリジェンスツール「Sales Marker」

営業リスト作成ツールの幅を超えた機能を搭載しているのがSales Markerです。

Sales Markerは「データ」と「機能」の両面で強みがあるBtoBインテリジェンスです。

約500万件もの企業データベースから情報が絞り込めるだけでなく「設定したキーワードを検索した企業」をリアルタイムでリスト化します。自社サービスに対して興味・関心のある企業が把握できるため、質の高い営業リストが効率的に作成できます。

また「セールスシグナル」では、自社や競合のサービス名を設定しておくと「検索した企業」がリアルタイムで通知されます。

ニーズが顕在化しているタイミングでアプローチできるため「アポイント獲得」や「商談化」できる可能性が高まります。

さらに、インテントデータの分析に基づいて商談・成約につながりやすい企業が自動検出できる「AIセールス」も搭載しています。

ターゲティングだけでなく「商談獲得のためにアプローチすべき部署・人物の特定」「相手に適した訴求効果の高い文面の自動生成」「つながりやすいチャネルの選定」まで自動で行います。

営業リストの抽出から「アプローチすべきタイミングの把握」「効果の高いアプローチの自動化」まで可能なため、営業活動を効率化しながら成果も高められるツールです。

Sales Marker(紹介資料)

まとめ

営業リスト作成ツールのなかには、基本的な機能だけでなく自動でアプローチできる「営業メール配信」や「フォーム送信」といった機能や、受注しやすい企業や施策効果が可視化・分析できる機能まで搭載しているツールもあります。

本記事で紹介した「営業リスト作成ツール」や「BtoBセールスインテリジェンスツール」を参考に、自社の営業活動が効率化できるツールを導入しましょう