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2024.01.11

成果報酬の営業代行とは?メリットや費用相場、おすすめの代行会社7選

社内のリソースを抑えつつ高い受注数やアポイント数を得たいと考えており、成果報酬型の営業代行サービスの活用を検討している人もいるでしょう。

本記事では、成果報酬型の営業代行サービスの費用相場やメリット・デメリットなどを詳しく解説します。

選び方を解説したうえでおすすめの業者を7社紹介するため、営業代行サービスに興味がある人はぜひ参考にしてください。

成果報酬型の営業代行とは?

営業代行とは、アポイント獲得や商談などの営業プロセスを代行してくれるサービスのことです。

成果報酬型の料金体系を設定している業者に依頼する場合、アポイント数や受注数などの成果に応じて費用を支払うことになります。特定の数値に課題を抱えており、営業代行の活用を通じて解決したいと考えている企業から高い人気を集めています。

営業代行の料金体系と費用相場

営業代行サービスの料金体系には、主に固定報酬型と成果報酬型の2種類があります。それぞれの特徴や費用相場は、以下の表のとおりです。

それぞれについて詳しく解説するので、違いを理解したうえで自社に合う方を選びましょう。

固定報酬型

営業の成果に関係なく、毎月決まった金額を支払う料金体系のことを固定報酬型といいます。扱っている商材によって異なりますが、月額50万円~70万円程度が相場とされています。

月々の支払額が一定であるため、予算オーバーすることなく営業代行を活用したい企業に向いています。また、成果以外の課題を抱えており、営業代行の活用によって解決したいと考えている企業にもおすすめです。

成果報酬型

成果報酬型は、月ごとに決まった費用を支払うのではなく、代行業者が出した成果に応じて費用を支払う料金体系です。1アポイントあたり15,000円~50,000円に設定されていることが多いです。

業者によっては、アポイントではなく商談や受注に応じて費用を支払うシステムとなっている場合もあります。

多少高額な費用を支払うことになっても、高い成果を上げたいと考えている企業に適しています。客単価や利益率の高い商材を扱っているにも向いているでしょう。

成果報酬型の営業代行のメリット

成果報酬型の営業代行サービスを使うことで、以下の2つのメリットを得られます。

  • リスクを抑えながら活用できる
  • 結果にコミットしてくれる

それぞれについて詳しく解説するので、利用を迷っている人はぜひ参考にしてください。

リスクを抑えながら活用できる

固定費などのリスクを抑えながら営業成果を上げられる点は、成果報酬型の大きなメリットです。成果が発生しない限り費用を支払う必要がないため、無駄な出費が生じるリスクを抑えられます。

また、社内のリソースのみで短期間で売上を伸ばそうとすると、社員の労働環境が悪化し負担がかかります。単発で成果報酬型の営業代行サービスを依頼すれば、社員の負担を軽減できて離職のリスクも回避できるでしょう。

結果にコミットしてくれる

固定報酬型の営業代行サービスの場合、成果が出なかったとしても報酬を支払う必要がありますが、成果報酬型の場合は成果を上げない限り業者に報酬が入りません。そのため、結果にコミットしてもらえる可能性が高いです。

そのため、スピーディーに売上を伸ばしたいと考えている人は成果報酬型を利用するのがおすすめです。一方で、営業組織やプロセスをじっくり見直していきたい企業は、固定報酬型を選択するのも手段のひとつだと言えるでしょう。

成果果報酬型の営業代行のデメリット

成果報酬型の営業代行サービスには、メリットだけでなく以下のデメリットもあります。

  • コストが大きくなる可能性がある
  • プロセスが見えない

デメリットも理解しておくことで、後悔を未然に防げるでしょう。

コストが大きくなる可能性がある

成果に応じて費用が発生するという特性上、成果報酬型を利用する場合想定していたよりもコストが大きくなる恐れがあります。受注数やアポイント数が伸びるほど費用も高額となるためです。

また、受注しすぎて商材の生産や顧客対応が追い付かなくなるリスクもあります。利用計画を事前にしっかりと立てておいて、無理のない範囲で依頼することが大切です。

プロセスが見えない

結果が重要視される成果報酬型の営業代行サービスでは、プロセスが重視されないケースも少なくありません。そのため、アポイントを獲得できたものの受注に至らなかったり、受注後すぐに解約されてしまったりする恐れがあります。

成果地点であるアポイント獲得や受注の数にのみ注力する業者も存在するため、注意しましょう。

反対に、固定報酬型の営業代行サービスの場合、プロセスにも着目して総合的な支援をしてくれる場合が多い傾向にあります。

成果報酬型の営業代行の選び方

成果報酬型の営業代行サービスを選ぶ際には、以下の3つを確認しておく必要があります。

  • 成果地点の確認
  • 実績の確認
  • プロセス開示の確認

上記を踏まえることで、自社に合う営業代行サービスを効率的に選べるでしょう。

成果地点の確認

一言で「成果報酬」といっても、成果の定義はさまざまです。例えば、「アポイント獲得で〇〇円」としている業者もあれば、「1アプローチにつき〇〇円」と設定されている場合もあります。

アポイント数を伸ばしたいと考えているにも関わらず、アプローチ数に応じて費用が発生する業者を選んでしまうと、費用対効果が低くなってしまう恐れがあります。そのような事態を防ぐためにも、自社で注力したい数値を成果地点としている業者を選びましょう。

実績の確認

業者によって、得意とする領域が異なります。BtoBの商材を扱っているにも関わらず、BtoCに特化した業者を選んでしまうと、思うような成果を得られない恐れがあります。

自社と同じ業界で実績を上げている営業代行業者を選ぶことで、高い満足感を得やすくなります。公式サイトから実績や事例を確認しておきましょう。問い合わせることで事例集などを受け取れる場合もあります。

プロセス開示の確認

営業プロセスを丁寧に開示してくれる業者もあれば、成果のみ共有される業者もあります。とくに、依頼が殺到していて忙しい業者のなかには、細かな共有をしてくれない場合があります。

売上を伸ばしてもらったとしても、具体的な方法が共有されなければ、社内の人材で再現することが難しいです。定例MTGを実施してくれたり、日々の活動レポートを出してくれる業者を選べば、データやノウハウを蓄積できて長期的に高い売上を実現できる可能性が高まるでしょう。

プロセスの開示に関しては公式サイトに記載がない業者も多いため、直接問い合わせることをおすすめします。

おすすめの成果報酬型の営業代行会社7選

成果報酬型の営業代行サービスの利用を検討している人には、以下の7社がとくにおすすめです。

  • 株式会社ディグロス
  • アズ株式会社
  • 株式会社リノアーク
  • コミットメント株式会社
  • 株式会社完全成果報酬
  • 株式会社アイランド・ブレイン
  • 株式会社ネクストコミュニティ

それぞれの特徴やおすすめなポイントを解説します。複数の業者から資料や見積もりを取り寄せて、比較検討することでより自社に合う業者を選べるでしょう。

株式会社ディグロス

引用:株式会社ディグロス

電話営業によってアポイントを獲得することを成果地点として設定している業者です。アポイント単価×アポイント件数+レポート費用を支払うことになります。レポートではさまざまな数値を分析してくれるため、将来の営業に活かせるのが魅力です。

アズ株式会社

引用:アズ株式会社

特殊な人事制度と教育コンテンツを設けており、生産性の高いフリーエージェントが営業代行を担当してくれます。また、月に1度のペースで成果報告と営業戦略の提案を受けられるため、営業プロセスを確認しながら依頼できるのも特徴のひとつです。

株式会社リノアーク

引用:株式会社リノアーク

決裁者または準決裁者に対するアポイント比率が高いため、受注に至りやすいのが魅力です。また、保証制度が整っており、名刺交換やご挨拶しかできなかった場合やお客様と会えなかった場合などは返品対象となるため安心して利用できます。

コミットメント株式会社

引用:コミットメント株式会社

月2社までに限定し、アポイント取得からクロージングまでのすべての工程を代行することで、結果にコミットしている業者です。テレアポの代行のみを依頼することもできるため、自社の状況に応じて柔軟に活用できます。

株式会社完全成果報酬

引用:株式会社完全成果報酬

テレアポを行う際には、アポイント獲得のみに注力するのではなく、その後の受注を見越してトークを展開してもらえます。また、訪問営業代行でも、顧客の受注確度を見極めたうえで商談をまとめることで、受注に至りやすいのも特徴のひとつです。

株式会社アイランド・ブレイン

引用:株式会社アイランド・ブレイン

商談1件につき16,500円と料金が決まっており、その他の費用が一切かからない点が特徴です。また、業種・企業規模・エリア・商談時間の確保・購買意欲の度合いなどの「商談の条件」を事前に決めたうえで営業代行を実施するため、成果につながりやすいです。

株式会社ネクストコミュニティ

引用:株式会社ネクストコミュニティ

全国No.1トップセールスの実績があるプロ集団が営業代行を実施します。営業を通じて得た顧客の情報や寄せられた声を分析し可視化することで、最適なプロセスを構築して高い成果を実現しているため、結果にこだわりたい企業におすすめです。

成果報酬型と同様にリスクヘッジしながら活用できるサービス

固定費や社員の重労働といったリスクを抑えながら営業成果を伸ばせるサービスは、成果報酬型の営業代行サービスだけではありません。ここでは、以下の3つのサービスを紹介します。

  • カクトク
  • セールスハブ
  • クラウドワークス

それぞれのサービスについて詳しく解説するので、ぜひ活用を視野に入れてみてください。

カクトク

引用:カクトク

営業代行を行っている企業や個人を探して条件交渉を行い、代行を依頼できるマッチングプラットフォームです。条件交渉によっては成果報酬型の料金体系で代行を依頼できます。

審査通過率10%未満の認定セールスパートナーに依頼すれば、高い成果が期待できるでしょう。また、特定の業界に精通した人材がたくさん在籍しているのも嬉しいポイントです。

セールスハブ

引用:セールスハブ

個人から顧客を紹介してもらい、対価を支払うシステムの顧客紹介プラットフォームです。紹介によってアポイントが発生したタイミングでの支払いとなるため、成果報酬と同じように利用できます。

どのような顧客を紹介して欲しいか事前に公開できるため、確度の高いマッチングが期待できるでしょう。また、テレアポなどの営業に比べて決裁者と接触しやすい点も魅力です。

クラウドワークス

引用:クラウドワークス

クラウドワークスは、企業ではなく個人に対して営業代行を依頼できるサービスです。成果報酬で仕事を依頼すれば、成果報酬型の営業代行サービスを利用するのと同じように使えます。

専門の業者に依頼するよりも費用を抑えられるメリットがあるものの質がピンキリなため、思うような成果を得るためには慎重に見極める必要があるでしょう。

まとめ

成果報酬型の営業代行は、無駄な出費を抑えつつ高い成果を期待できる点がメリットです。また、社内の人材のみで営業を進める場合とは異なり、重労働により従業員が離職するリスクを抑えられます。

数ある業者の中から自社に最適なところを選ぶためには、成果地点・実績・プロセス開示を事前に確認すると良いでしょう。

なお、弊社が運営している『Sales Marker』を活用すれば、顧客リストの作成や営業活動を自動化できます。

顧客の検索キーワードなどから興味関心を分析し、感度の高いターゲットリストを作成してくれるため、効率的に受注に繋げられるでしょう。リソースを抑えながらも高い成果を期待できるため、ぜひ利用を検討してみて下さい。

Sales Marker(紹介資料)