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営業メールの件名の書き方。開封率を上げるコツと「件名例」を紹介

営業メールを送っているもののなかなか返信を得られず、開封されていないのではないかと感じている人もいるでしょう。開封率を向上させるためには、件名の書き方を工夫することが大切です。

本記事では、営業メールの開封率を上げるのに効果的な件名の書き方を解説したうえで、実際に使える件名の例を紹介します。

件名のほかにも、より開封されやすくするために意識すべきポイントも解説するので、本記事を読めば営業メールの成果向上につながります。ぜひ参考にしてください。

営業メールにおける「件名」の重要性

送付された営業メールを開封するか否かは、件名を読んで判断される場合が大半です。

なかには業務に追われていて件名を読まずに削除する場合もありますが、営業メールは顧客にとってもビジネスチャンスの1つであるため、件名をチェックしていることが多いです。魅力的な件名であればクリックされやすく、件名が開封率を左右すると言っても過言ではありません。

営業メールから商談を生み出す流れは以下のとおりです。

このように、そもそもメールが開封されなければ読まれることも反応してもらえることもありません。そのため、まずはクリックして貰えるような件名をつけましょう。どれだけ良い内容のメールを送っても読んでもらえなければ商談や受注には至らないため、件名はメール本文よりも重要だとも言えます。

営業メールで開封率を上げる件名の書き方

開封率を上げる営業メールの件名の書き方として、以下の3つのポイントが挙げられます。

  1. 20文字以内に抑える
  2. 冒頭にメリットを記載
  3. できれば数字 or 実績を入れる

ポイントを押さえて件名を作成すれば、開封されやすくなり商談率や受注率の向上につながります。

1. 20文字以内に抑える

顧客のPC環境にもよりますが、件名は14文字から16文字程度が表示される場合が多いです。そのため、営業メールの件名は20文字以内に抑えつつ、重要な部分を前半に持ってくることを意識しましょう。

多くの情報を盛り込むために長い件名にしてしまうと、開封されにくくなるため注意が必要です。冗長な表現などは避けて、何のメールなのか分かりやすい件名をつけましょう。

2. 冒頭にメリットを記載

件名のなかでも、冒頭部分が最も顧客に読まれます。以下のように件名の一番左に顧客にとってのメリットを記載すると、開封されやすくなります。

  • 【無料トライアル実施中】
  • 【〇〇工数を△△%削減】

【】で括って強調することで、より目に留まりやすくなるでしょう。

ここで重要なのが、具体的な数値をなどを盛り込んで相手にとってのメリットをアピールすることです。自社の利益につながると分かれば、忙しい中でもクリックしてもらえる可能性が高まります。顧客の視点に立って、興味を抱いてもらえるような文言を入れましょう。

3. できれば数字 or 実績を入れる

20文字以内に収めつつ、可能であれば以下のように数字や実績も件名に盛り込みましょう。

  • 【導入100社超】
  • 【10/26開催〇〇セミナー】

より具体性のある件名となるため、抽象的なメールよりも興味を抱かれやすくなります。ただし、「実績No.1」といった表記は優良誤認表記や景品表示法に反する恐れがあるため注意が必要です。また、自社がアピールしたい実績ではなく、顧客の興味関心につながるような実績をアピールするよう意識しましょう。

営業メールの件名の例

ここでは、実際に使える営業メールの件名の例を紹介します。

  • 新規開拓の営業メール件名例
  • 掘り起こしの営業メール件名例

これまでに接点のない顧客に対する新規開拓の場合と、以前やり取りのあった顧客への掘り起こしの場合では効果的な件名が異なります。それぞれについて解説するので、該当する方を参考にしてください。

新規開拓の営業メール件名例

新規開拓における効果的な営業メールの件名例は、以下のとおりです。

アポイントを取得したりセミナーへ参加してもらうためには、「時間を捻出する価値がありそうだ」と感じてもらう必要があります。解決できる課題や他社での実績を件名に入れれば、業務で忙しいなかでも興味を持ってもらえるでしょう。

また、セミナーへ動員したい場合は「〇〇人限定」と定員を記載することで開封や返信を後回しにされにくくなります。対象の業界を指定することも、顧客に響く件名作りのコツのひとつです。

掘り起こしの営業メール件名例

掘り起こしの営業メールでは、以下のような件名例が効果的です。

すでにやり取りをしたことのある顧客に対しては、接点や関連の訴求を重点的に行いましょう。これまでの付き合いを思い出してもらえるような文言を入れることで、新規開拓のメールよりも開封されやすくなります。

また、情報提供のメールを送る場合には顧客にとっての有益さをアピールすることで、読まれやすくなるうえに好印象を与えられるでしょう。

営業メールで開封率を上げるコツ

営業メールの開封率を高めるためには、以下の2点にこだわる必要があります。

  • 時間帯
  • ターゲット

効果的な時間帯やターゲットの設定方法について解説します。

時間帯

営業メールは、送る時間帯によって開封率が左右されます。比較的メールが読まれやすいのが、通勤中や出勤したての午前8時~9時と、昼休み中であることの多い12時~13時です。この時間帯を狙って営業メールを送信することで、開封率を高められます。

17時~18時などの退勤前の時間帯は、忙しく働いている人が多いためメール受信後すぐに削除されてしまいやすいため、避けると良いでしょう。事前にメールの文面やターゲットの選定をしておいて、特定の時間帯に一気に送信する方法がおすすめです。

ターゲット

メールに関わらず、営業活動を行う際にはターゲットの選定が重要です。良い件名や本文のメールを送ったとしても、相手にニーズがなければ商談の成立や受注にはつながりません。

件名や文章に注力しがちなメール営業ですが、試行錯誤をしても思うように成果が出ない場合、ターゲットに問題がある可能性が高いです。

特に新規開拓のメール営業の場合、ターゲット選びに苦戦する企業が多い傾向にあります。効率的に売上を伸ばすためには、『Sales Marker』というBtoBセールスインテリジェンスを使ってターゲットのリストを作成するのがおすすめです。

顧客管理システムにはさまざまな製品がありますが、『Sales Marker』の魅力は検索エンジンで特定のKWを検索した顧客をリストアップできる点です。アプローチまで自動化することで、メール営業により高い成果を上げやすくなります。

メール営業の他にも、さまざまな手法でAIによる自動営業ができるため、リソースを抑えつつ売上を伸ばせるのも嬉しいポイントです。営業の効率化を図りたい企業は、ぜひ導入を検討してみてください。

Sales Marker(紹介資料)

まとめ

メール営業において、件名は開封率や反応率を左右する重要な項目です。20文字以内に抑えることや、顧客にとってのメリットを明記すること、数字や実績を盛り込むことなどを意識して件名を作成しましょう。

本記事内で紹介した例文を活用することで、メール営業に慣れていない場合でも成果を期待しやすくなります。また、件名だけでなく、メールを送る時間帯やターゲットを工夫することも大切です。

ぜひ、魅力的な件名の営業メールを送信し、商談率や受注率の向上につなげてみてください。