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CRMの導入を検討されている中小企業の担当者は、以下のことを考えていませんか。
「CRMの種類が多すぎて、どれが自社に合っているのか分からない」
「中小企業でも、大手に劣らないマーケティング機能が欲しい」
「CRMの金額はどれくらい?」
本記事では、AgileCRMの機能や利用料金、メリット・デメリットなどについて、徹底解説しています。
この記事では、以下のことが理解できます。
- Agile CRMの機能
- Agile CRM の金額
- Agile CRMの対象ユーザー
この記事を読むことで効果的にAgile CRMを使用できるようになり、導入するかしないか判断できるので、ぜひ参考にしてください。
Agile CRMとは
Agile CRMは、単一のプラットフォームで販売からマーケティング、サービスの自動化などができるオールインワンのCRMです。
販売追跡や連絡先管理ができるほか、ウェブ分析、双方向のメールなどシンプルで使いやすい最新のソフトウェアです。
Agile CRMは、販売、マーケティング、およびサービスの自動化を必要とする中小企業に向いています。
本社はインドにあり、メキシコ、サンフランシスコ、ボストンに支店があります。
下記では、Agile CRMの特徴を3つお伝えします。
All-in-One CRM
1つ目の特徴は、All-in-One CRMです。販売、マーケティング、サービスを1つのプラットフォームで自動化することが可能です。
All-in-OneCRMは、顧客データを総合的に管理することで、チーム間のコラボレーションを促進し、顧客エクスペリエンスを向上させます。
これにより、チーム全体が顧客との関係をより効果的に構築し、顧客の忠誠心を高められるといえるでしょう。また、データ漏洩も阻止し、情報交換が可能です。
Affordable
2つ目の特徴は、お手頃な価格です。Agile CRMは、無料プランから試せて、有料プランも複数あるため、負担なく取り入れることが可能です。
また、お手頃な価格ではあるものの、最新機能と統合しており、簡単な組み込みで利用できます。また、利用者は年中無休でメールのサポートが受けられます。
詳しい料金については、後ほど紹介しているのでぜひ参考にしてください。
Next-Generation
3つ目の特徴は、Next-Generation=次世代です。Ajile CRMは、モバイル対応をしており、高速で使いやすいクラウドベースのSaaS(Software as a Service)サービスです。
クラウドベースのSaaSサービスは、インターネットを介してアプリケーションをエンドユーザーに配信するソフトウェアモデルです。
SaaSサービスは、利用者がインターネットに接続するだけで利用できるため、場所やデバイスに依存せずにアクセスできる利点があります。
また、サービスプロバイダーがアプリケーションのメンテナンスやアップデートを行ってくれるため、ユーザーは常に最新バージョンの利用が可能です。
そもそもCRMとは
CRMは「Customer Relationship Management」の略で、日本語では「顧客関係管理」と呼ばれます。
近年、膨大な顧客データの管理や分析などを効率化するために、多くの企業がCRMの導入を進めています。
CRMの基本的な機能は、主に以下のとおりです。
- 顧客情報管理
- 顧客分析
- マーケティング支援
- 情報管理
CRMを導入すると、顧客情報を詳細に分析でき、戦略的な営業やマーケティング活動が可能になります。
また、顧客にとってもCRMは、関心のある有益な情報を受け取れたり、担当変更があっても引継ぎ漏れのストレスを減らせたりなどのメリットがあるといえるでしょう。
CRMはたくさんの種類があり、製品によって特徴は様々です。特徴を最大限に利用するには、導入前に自社の目的を明確にしましょう。
CRMについて詳しく知識を蓄えてから、Agile CRMについて知ることで更に理解できるようになります。CRMについて詳しくないという方は、まず以下の記事をご覧ください。
Agile CRMの対象ユーザー
Agile CRMは、小規模企業向けに販売、マーケティングの自動化、および顧客サポートの機能を統合したプラットフォームです。
主に、中小企業や営業を効率的に実施したい企業に適しています。
マーケティングの自動化を求めている中小企業
Agile CRM は、マーケティングの自動化を求めている中小企業を対象にしています。中小企業にとって、複数のツールやシステムを統合することなく、効率的なマーケティング活動を行うことが重要です。
Agile CRMは、販売追跡や連絡先管理、マーケティングの自動化、ウェブ分析、双方向メール、ヘルプデスクなどの機能を提供し、簡単なインターフェースで操作できます。
これにより、中小企業は複数のツールを統合する手間を省きながら、効果的なマーケティング活動を実現できるでしょう。
営業を効率的にしたい企業
Agile CRMは、営業の効率化に悩んでいる企業に向いています。なぜなら、営業活動を効率化するための機能を提供しているからです。
たとえば、販売追跡や商談管理の機能を活用することで、営業担当者は顧客ごとの進捗状況や商談内容を管理し、必要なドキュメント準備や報告を簡単にできます。
また、顧客情報の一元管理や分析機能も備えており、顧客のニーズや傾向を把握し、効果的な営業戦略を立てることが可能です。
これにより、営業担当者は煩雑なタスクから解放され、より効率的な営業活動を実現できるでしょう。自社製品やサービスのリード顧客を迅速にデータ分析できるため、効率的な営業活動が期待できます。
まずは、無料アカウントを通じて基本的な機能を試し、自社に合ったCRMか検討するのも良いでしょう。
Agile CRMの販売機能
Agile CRMの販売機能は、チームごとにタスクを自動的に作成します。そして、予約カレンダーは、取引状況からメール履歴まですべての自動化が可能です。
販売機能の活用は、取引追跡から見込み顧客の分析により、高い費用対効果を期待できるといえるでしょう。また、顧客獲得に必要な情報がすべて提供されます。
販売機能には、主に以下の種類があります。
- 連絡先管理
- スケジュール管理
- プロジェクト管理
1つずつ説明します。
連絡先管理
連絡先管理では、すべてのリードの連絡先を1箇所に集約できます。また、データはリアルタイムで更新され、誰でもアクセスが可能です。
連絡先管理を利用すれば、社内で連絡先とのやり取りの問題点を改善し、長期的に顧客と関係を維持するために役立ちます。
スケジュール管理
スケジュール管理は、すべての会議を事前にスケジューリングし、予定をお気に入りのカレンダーに同期できます。予定が近づくとリマインダーメールでお知らせが届くため、予定を忘れてしまうことがありません。
また、カレンダーは顧客も利用できるため、空いている時間をすぐに確認でき、日程調整の手間やダブルブッキングを防ぐことが可能です。
プロジェクト管理
プロジェクト管理を利用すると、メッセージのやりとりが可能なうえ、データ漏洩を防ぐことが可能です。
また、異なる部署間で進捗の共有が必要な場合も、タスクとタイムラインを同期できるため、部門が単独で作業を進めてしまうのを防げます。プロジェクト管理は、営業やマーケティング など、異なる部署間でのタスク管理を簡単にすることが可能です。
AgileCRMのマーケティング機能
AgileCRMのマーケティング機能は、オートメーションソフトウェアを使用してマーケティングを行います
メールの開封やリンクのクリック、Web閲覧アクティビティなどに基づいて、見込み顧客を自動的に分析し、連絡先をグループ化します。
下記で主なマーケティング機能についてお伝えします。
顧客情報を一元管理
Agile CRMは、さまざまな機能を駆使して、顧客一元管理を実現できます。具体的には、電子メール追跡や電子メールファインダーなどがあります。Agile CRMを使用すると、顧客情報の包括的な管理が可能です。
Webフォーム作成
ウェブサイト上に埋め込む各フォームの作成ができます。事前に定義されたフォームテンプレートを活用する、またはドラッグアンドドロップフォームビルダーを使用して、独自のWebフォームの作成が可能です。
会社のブランドをイメージしたWebフォームを作成することもできます。
Web分析
Web分析によって、顧客の閲覧回数や、各ページの滞在時間から顧客の好みを分析します。分析されたレポートを基に、顧客の興味に合わせたコンテンツを作成すれば、購買意欲の高い顧客の獲得に期待ができるでしょう。
また、見込み客の見極めにかかる時間を短縮でき、より多くの見込み顧客を獲得することができます。
見込み客の購買意欲の優先順位付け
Web分析で得られた見込み顧客情報を基に、購買意欲の高い見込み顧客に優先順位をつけられます。優先順位をつけることで結果的に、成約率が高まります。
細かいWeb分析結果を基に、ペルソナに近いユーザーや興味関心の高いユーザーに優先順位をつけていきましょう。
優先順位付けが難しいという方は、インテントデータを使用してリードの優先順位を付ける方法がおすすめです。
メール追跡機能
メール追跡機能は、送ったメール全ての開封状況を確認でき、誰がメールとリンクを開いたのかをリアルタイムで通知できます。送信メールの開封率も分析して、次のマーケティングに活かすことが可能です。
Agile CRMのサービス機能
Agile CRMには、優れた顧客サポートがあり、企業は必要なカスタマー サポートを利用できます。ヘルプデスク自動化機能は、顧客が最も必要としているときにサポートが可能です。
ヘルプデスク
会社の商品やサービスが多様化すればするほど、カスタマーサポートチームも多様化する必要があります。
Agile CRMは、複数のヘルプデスクグループを作成でき、グループ内すべてのユーザーにメールの送信が可能です。
各ヘルプデスクグループには、顧客から電子メールを受信してグループメンバーに転送する転送電子メールもあります。
フィードバックの収集
企業の製品やサービスについて定期的に顧客に質問することで、顧客ニーズをより深く理解できます。
顧客から回収した要望や懸念点をデータ化して分析することで、製品やサービスを改善して、優れたサービスを提供し続けることが可能です。
フィードバックの収集は、顧客とのやりとりをスムーズにおこなうために、必要なツールといえます。
無料プラン
Agile CRMは、10ユーザーまで無料で利用できる「FREE」プランがあります。FREEプランの機能は、下記です。
- 50,000の連絡先と会社
- カスタムデータフィールド
- リードスコアリング
- 無制限の取引、タスク、ドキュメント
- 予約のスケジュール設定
- カスタムディールのマイルストーン
- 電子メール追跡
- 双方向電子メールの統合
- カスタム取引トラック
- 双方向電話
有料プラン
- STARTER
- REGULAR
- ENTERPRISE
それぞれの金額と特徴を表にまとめました。
また、できる機能は同じでも、コースによって回数や連絡先保有数などに制限が発生します。
1番人気は、REGULARです。
口コミのメリット・デメリット
Agile CRMの口コミをまとめました。良い口コミは、お手頃な価格帯にも関わらず顧客情報管理や、リード顧客、マーケティング活動の自動化など、多くの機能がある点についてが多いです。
悪い口コミは、多くの機能がある分、自分で組み込みをするのが難しく感じる人が多かったです。