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「新規顧客開拓の営業活動を効率化したい」
「フォーム営業にかかる人件費を削減したい」
このような課題を抱えている方に、今回はフォーム営業ツールのおすすめ5選を紹介していきます。
フォーム営業ツールを活用することで、問い合わせフォームへの投稿を自動化でき、工数削減だけでなく、アポイント獲得率のアップにも効果的です。 営業リストの作成やクレーム防止機能が搭載されているツールもあるため、どのツールがいいのか迷ってしまうかもしれません。
そこで今回は、フォーム営業ツールの選び方、導入前に確認すべきことについても解説していきますので、導入後に後悔することなくツールを活用していけるはずです。
今回の記事を参考にして、自社に最適なツールを見つけ、導入を検討してみましょう。
フォーム営業ツールとは?
フォーム営業ツールは、企業のホームページ上に設置されている「問い合わせフォーム」から自動で営業メールを送信できるツールです。フォーム営業は、問い合わせフォームから文章を送信するだけの簡単な作業に思えますが、一日に大量の営業をかける場合、かなりの時間がかかります。フォーム営業ツールを活用すれば、手動よりも多くの件数送信できます。
さらに、実際に企業に送ったメール文章を分析し、どのような文章が効果的かPDCAを回すこともでき、より精度の高いフォーム営業が実現可能です。
フォーム営業ツールの選び方
それでは、フォーム営業ツールの選び方について下記の3つのポイントを紹介していきます。 ぜひ、自社の目的に合ったフォーム営業ツールを選びましょう。
- 営業リストが作成できるかどうか
- どこまでの業務を自動化できるか
- クレームに対応できるか
営業リストが作成できるかどうか
ツールによって、営業リストが作成できるものと、自社でリストの準備が必要なものの2種類があります。 営業リストが作成できるツールは、ツールに搭載されている企業データベース、またはWeb上で集めた企業データを用いて、自社がアプローチすべき確度の高いターゲットを選定してくれます。
たとえば、業種・地域・従業員数・ビジネス情報などの検索条件から該当の項目を指定することで、より精度の高いリストを作り上げることが可能です。
もし、自社で営業リストを用意できている場合は、営業リスト作成の機能がないツールでも問題ありません。
どこまでの業務を自動化できるか
フォーム営業ツールには以下の2種類があります。
- 送信の一部である「入力作業を自動化できるツール」
- そもそも「アプローチのタイミングから実際のフォーム送信まですべてを自動化できるツール」
前者の場合、企業ホームページの問い合わせフォームに入り、拡張機能などを動かすと、文章が自動で入力されて、送信ボタンを押すだけでフォーム送信が完了します。
一方、後者の場合、アプローチの指示をしなくとも自動でフォーム送信を行うため、非常に利便性が高いです。 しかし、「問い合わせフォームからの営業禁止」などとホームページに表記されている企業に対しても、関係なくフォーム営業を自動で行ってしまうため、クレームにつながりやすいデメリットもあります。
下記表に、双方のメリット・デメリットをまとめていますので、きちんと違いを把握したうえで、どのフォーム営業ツールを導入するかの判断材料にしていただければ幸いです。
クレームに対応できるか
上記で説明したように、フォーム営業はクレームにつながりやすい側面があります。
不用意に相手を不快にさせ、自社の信頼を失うことになる営業は避けるべきです。よって、クレームに対応できる機能を搭載しているツールかどうかが重要になります。
たとえば、「アプローチ注意アラート」は、頻繁にフォーム営業を行うことを避けられるように、直近1週間以内にフォーム送信済みの企業をわかりやすく表示可能です。
また、すでに取引先である企業に対してフォーム営業を行うことがないようにするための「送信NGリスト機能」や『営業は行わないでください』という企業ホームページの文言をAIが読み取ることにより、自動で送信リストから排除する機能などもあります。
上記の機能を活用することで、クレームを発生させず、自社のイメージを下げないフォーム営業システムを作り上げることが可能です。
フォーム営業ツールおすすめ5選
実際に導入すべきおすすめのフォーム営業ツール5選について紹介していきます。自社にとってベストなフォーム営業ツールを探しましょう。
- Sales Marker
- GeAlne
- LEADPAD
- APOLLO SALES
- Knockbot
Sales Marker
「Sales Marker」は、「今、ほしい」と思っている顧客に対してアプローチができる営業支援ツールです。
Sales Markerは、上記で説明したフォーム営業ツールを選ぶポイント3点をすべて抑えています。
営業リスト作成可否 | 可能。 |
自動化範囲 | アプローチのタイミングから送信まですべて自動化可能。 |
クレーム対応 | AIによる自動営業で熱量が高いホットなリストに対してのみアプローチ可能であるため、 クレーム発生の可能性が低い。 |
Sales Markerの魅力は、ターゲットが興味関心を持って行動したデータをもとに、営業をかけていくインテントセールスによって、確度の高い営業ができることです。
Sales Markerの機能(メリット)は下記の3つに分けることができます。
- ターゲットが自社の商品・サービスを欲しているタイミングがわかる
- AIによる自動アプローチができる
- 必勝パターンを見つけることで商談獲得率をアップできる
1. ターゲットが自社の商品・サービスを欲しているタイミングがわかる
自社の商品・サービスに関連するキーワードを設定しておくことで、ターゲットがWeb検索している瞬間にシグナル通知が届き、チャンスを逃すことなくタイムリーにアプローチが可能です。 需要がないターゲットに無理強いするような不必要な営業を行わないため、クレームの発生リスクを下げられます。
2. AIによる自動アプローチができる
AIによる自動営業により、営業リソースを使うことなく、フォーム営業を実現可能です。ホットなリストに対して優先的にアプローチするため、確度の高い営業が期待でき、クレームの防止効果にもなります。 業界最大級のキーマンデータベースを独自で構成し、約200万データから営業すべき決裁者を探し、直接アプローチできることが魅力です。
3. 必勝パターンを見つけることで商談獲得率をアップできる
Sales Markerを使うことで、これまでターゲット選定にかかっていた工数を削減でき、ナーチャリングに注力できるようになります。 また、テレアポや飛び込み営業によるクレームもなくすことが可能です。
そして、過去の受注実績から成約に結びつく企業の特徴や属性を分析し、類似企業へアプローチすることで、確度の高い営業を実現できます。 さらに、キーワードを検索している企業の属性を分析し、市場トレンドを把握できるため、新しいターゲットセグメント(潜在的セグメント)を発掘することも可能です。
Sales Markerの機能を活用したフォーム営業で、自社の必勝パターンを見つけ、商談件数を増やしていきましょう。
GeAlne
「GeAlne」は、エッジテクノロジー株式会社が提供している、アポ獲得特化型の営業支援システムです。
これまでに取引のある顧客リストをツールに連携することで、受注確率の高い企業の傾向をAIが判断し、優先順位付けをしたうえでフォーム送信を行ってくれます。
また、どのような文章が担当者の目に留まりやすいかを判断するためのABテスト機能、実際に開封率やクリック率がチェックできるレポート機能など、効率的なフォーム営業を行うための機能が豊富です。
営業リスト作成のための機能だけでなく、成果に直結する機能もあります。 オリジナルの文章を追加で加えてアポ率を高めたい場合は、「半自動機能」を使うことで、問い合わせフォームの途中まで自動入力をして、追加の文章入力作業や最後の送信ボタンの押下は手動で行うことが可能です。
LEADPAD
「LEADPAD」は、160万件の企業データベースをもとに営業リストを作成可能なフォーム営業ツールです。 フォーム送信のタイミングをあらかじめ設定しておくことで、見込み顧客に対して、後追い営業で継続的にアプローチできます。 営業リソースをかけることなく、見込み顧客に自動で打診を行い、商談機会を生み出せることが魅力です。
Salesforce、HubSpotと完全同期することができ、過去の商談データをもとに、優先順位付けをして営業をしていき、商談へと結び付けていきます。
また、企業情報の重複や古い情報、入力項目の抜け漏れ、無効となった見込み顧客を判別し、自動でクレンジングし、大量のデータを整理することも可能です。
APOLLO SALES
「APOLLO SALES」は、営業リストの作成からメール送信・フォーム投稿まで一括で行うことができるフォーム営業ツールです。 150万の企業データベースから営業をかけたい企業の条件を指定することもできます。 企業データベースは日々アップデートされるため、最新の企業情報が営業リストに反映されます。
そして、自動でフォーム投稿できるため、営業リソースを使うことなくアポ獲得が可能です。効果測定機能も搭載されており、開封率や文章に含まれるURLのクリック率をチェックできます。
対人サポート体制も整っており、専任アドバイザーが着任し、操作方法やアポイント取得、効果的な営業メール文面の提案などを指導してくれます。
Knockbot
「Knockbot」は、営業リストの作成・フォーム投稿が可能なフォーム営業ツールです。 全国100万件の事業者リストの中から業種・資本金・都道府県・キーワードなどの条件で絞り込みを行い、リスト抽出・作成ができます。
リスト作成後は、AIロボットが問い合わせフォームから自動でメッセージを送信し、顧客へアプローチします。
さらに、クレーム発生防止のための配信除外リスト設定もあり、URLやキーワードを入力することで、フォーム送信リストから外せるため安心です。
フォーム営業ツール導入前の2つの確認事項
おすすめのフォーム営業ツールを実際に導入する前に、下記2点の確認事項をチェックすることを忘れずに行うことが重要です。「導入したけれど、実際に使ってみたら合わなかった」というリスクを回避するために、ぜひチェックしておきましょう。
- 自社商材がフォーム営業に向いているか
- 費用対効果が合うかどうか
1.商材適正
フォーム営業であれば、どのような商材でも成果が出るわけではありません。 下記に、フォーム営業に向いている商材(企業)と向いていない商材(企業)の特徴を説明していきます。
フォーム営業に向いている商材(企業)は以下のような特徴になります。
- さまざまな業界で活用可能で、汎用性が高い商材
- 短期間の取引でも「お試しで買ってみよう」と思える購入ハードルが低い商材
- まず第一に認知度を高めたい商材
- 単価が安い商材
- 専門知識を必要としない商材
- ターゲットが企業向けの商材
- セミナー、イベント開催などの無形商材
- 期間限定の商材
- 決裁権のあるキーパーソンにアプローチできれば契約率が高い商材
上記のように、汎用性が高く、単価が安いため購入ハードルが低い、さらに認知度拡大を目指す商材はフォーム営業に向いています。
また、下記に当てはまる企業もフォーム営業向きです。
- テレアポや訪問営業の代替案としてフォーム営業も活用したい企業
- 認知度アップをしたい企業
- 営業リソースが豊富な企業
フォーム営業に向いていない商材(企業)は以下のような特徴になります。
- ターゲットが少なくニッチな商材
- 長期間の信頼関係構築がないと契約に結びつかない商材
- 単価の高い商材
- 専門知識が必要な商材
- 期間限定ではなく長年にわたって販売している商材
- 契約してもらうターゲットが個人の商材
- 決裁権のあるキーパーソンにアプローチできたとしても、契約率が低い商材
上記のように、ニッチな業界でターゲットが少なく、契約に長期間の信頼関係構築が必要で、売り先が個人である商材の場合は、フォーム営業に向いていないです。
また、下記に当てはまる企業もフォーム営業に向いていないと言えます。
- コンプライアンスを最重要としている企業(=クレーム発生のリスクがあるため)
- ブランド力や認知度が高い企業(=ブランドイメージの妨げになるリスクがあるため)
- 営業リソースが少ない企業(=フォーム投稿に割く工数が割けないため)
わかりやすく下記表にしてまとめましたので、参考にしていただければと思います。
自社の商材がフォーム営業に向いていると判断できたのであれば、次の費用対効果が合っているかを検討しましょう。
もし、フォーム営業に向いていない商材であれば、別の営業手法で営業活動をしていくことをおすすめします。
2.費用対効果
どのような商材(企業)がフォーム営業と相性が良いか把握したら、費用対効果を計算するステップに移ります。
具体的には、フォーム営業ツールを導入した結果、下記2点において自社の満足いく結果になっているかどうかです。
- トータルでどの程度の工数削減になるのか
- トータルでどの程度の成果が上がる想定なのか
上記2点を鑑みて、結果的に、費用対効果が高いのであれば、ツールを導入したほうがよいと言えます。
たとえば、これまでの毎月の営業活動に3人月(工数)をかけ、利益が60万円だったとします。 もし、ツールを導入することで、毎月2人月(工数)でも、利益が60万円のままであれば、フォーム営業ツールを導入するべきです。
また、毎月の工数は3人月のまま、利益が100万になる場合も、現状よりも費用対効果が高いため、フォーム営業ツールを導入するべきだと言えます。
もし、シミュレーションの結果、費用対効果が低いのにも関わらず、ツールを導入した場合、作業効率は上がったとしても、最終的な利益率が低くなるリスクがあります。 フォーム営業活動は自動化でき、スムーズになったとしても、利益が少なくなってしまうと本末転倒です。 費用対効果はきちんとシミュレーションしたうえで、ツールの導入を検討しましょう。
まとめ
フォーム営業ツールは、自動で営業メールを送信できるツールで、工数削減や成果アップに非常に役立ちます。
フォーム営業ツールを選ぶ際には、営業リストも作成できるか、どこまでの業務を自動化できるか、クレーム防止機能があるかをチェックしましょう。そして、自社の商材がフォーム営業に向いているか判断し、費用対効果が合うのであれば、フォーム営業ツールを導入することをおすすめします。
また、もしフォーム営業活動をすべて外部委託したいのであれば、フォーム営業代行サービスを活用してみましょう。
こちらの記事で詳しく説明しておりますので、参考にしていただければ幸いです。
さらに、おすすめのフォーム営業ツールで紹介したSales Markerであれば、フォーム営業の自動化を行いながら「営業代行」までサポートしてくれるプランもあります。
ぜひ、気になる方は、下記URLからSales Markerへ問い合わせしてみてください。